労災事故と技能実習計画の取消し

法務省と厚生労働省は6月23日付けで、技能実習計画の取消しの企業名を公表しました。
取消し企業の公表は今年に入り3回目で累計24社になります。すでに昨年実績(14社)を大きく超えています。
技能実習計画が取り消されると、技能実習生の受入が5年間できなくなります。

技能実習計画の取消となる理由には「技能実習法違反」だけでなく「労働安全衛生法違反」も含まれます。例えば一般社員が労災事故に巻き込まれた場合でも、技能実習計画が取消される可能性があるわけです。

今回の発表で、労働安全衛生法違反での取消し処分を受けたのは4社でしたが、うち1社は全国的に有名な大手食品メーカーでした。

労災事故だけでも大変ですが、更に事案の公表、技能実習生の受入れ停止…と影響は計り知れません。言わずもがなですが、安全衛生教育の徹底は重要です。