特定技能と技能実習のどちらで採用すべきか?

ミャンマー最大の送出し機関「ミャンマー・ユニティ」のセミナーに参加しました。会場には120名の参加者で凄い熱気でした。
一番面白かったのは「特定技能」と「技能実習」の比較。非常に具体的でした。

通常は技能実習のほうがメリットが大きい

技能実習は「転職できない」というのが、雇用主にとって最大のメリット。ほかに短期間で配属(約8か月)できることもあります。
一方、特定機能には、雇用できる人員枠が大きい(建設以外は無制限)というメリットがあります。
介護では、技能実習は人数枠が少なく、また新設施設には配属できない、配属後6か月間は人員基準にはならないなどの制限があります。

特定技能でしか外国人を採用できない職種

「外食」「宿泊」は技能実習にはない職種なので、特定技能でしか採用できない職種です。
また「食品製造」は、技能実習は作業が細かく決まっていますが、特定技能は“飲食料品製造全般”となっており、豆腐製造など技能実習ではない作業も含まれます。

特定技能で外国人を採用したほうが良いと思われる職種

複数の作業をさせたいが技能実習ではできない場合。例えば中小の建設現場などがあげられます。
設備や作業量で技能実習の基準を満たさない場合。例えば惣菜加工では、使用する設備規模、一日当たりの加工数量にの制限があり技能実習では条件を満たさない場合があります。